障害や遅延の情報
AmiVoice API の障害やパフォーマンス低下に関する情報を、以下の Statuspage にて提供しています。ここでは、この Statuspage について紹介します。
概要
Statuspage では、現在発生しているインシデントの情報、サービスごとの障害情報、およびエンジンごとのパフォーマンスの詳細情報を集約し提供しています。また、障害やパフォーマンス低下が発生した場合は、登録したアドレスに対してメール通知を送る機能もあり、これらの文字情報も掲載されています。
以下のスクリーンショットの【1】~【4】が、以下の説明の各項目名に記載した数字と対応します。

サービスの状態の種類について
Statuspage では、サービスの状態を以下のステータスで表現します。
- Operational - 正常稼働:問題なし
- Degraded Performance - パフォーマンス低下: 動作はしているが遅延などが発生
- Partial Outage - 部分停止: 一部の機能が利用できない
- Major Outage - 大規模停止: サービスが利用できない状態
- Under Maintenance - メンテナンス中: 計画的なメンテナンス作業中
インシデントの状態の種類について
Statuspage では、インシデントの状態を以下のステータスで表現します。
- Investigating - 調査中: 問題が発生していることは確認できているが、原因や影響範囲を調査している段階
- Identified - 特定済み: 問題の原因が特定され、対応を開始している段階
- Monitoring - 監視中: 問題が解決し、正常に動作していることを監視している段階
- Resolved - 解決済み: 問題が解決した段階
掲載内容
現在発生しているインシデント【1】
現在発生しているインシデントの情報を掲載しています。ニュース(https://acp.amivoice.com/news/)に掲載している障害情報と同様の内容のほか、エンジンごとの詳細情報のパフォーマンスの低下についても掲載されます。前者については、サービスごとの障害情報にも反映されます。
インシデントの種類と色
インシデントの種類により、表示されるボックスの色が異なります。
- Operational - 正常稼働:緑(全てのサービスが該当する場合)
- Degraded Performance - パフォーマンス低下: 黄色
- Partial Outage - 部分停止: 茶色
- Major Outage - 大規模停止: 赤
- Under Maintenance - メンテナンス中: 青
サービスごとのインシデント発生状況【2】
同期 HTTP インタフェースおよび WebSocket インタフェース、非同期 HTTP インタフェース、感情分析の 3 種について、それぞれのインシデントの発生状況を視覚的に表示しています。緑や赤などの色のバーは一つ一つが一日の状態を示しており、今日を含めた過去 90 日間の各日の状態が確認できます。一つのバーにマウスカーソルを合わせると、その日の詳細が表示されます。90 日より以前の情報を確認したい場合は、右上のView historical uptimeをクリックしてください。
バーの色の意味
バーの色は、その日に発生したPartial OutageやMajor Outageの時間の長さによって以下のように変化します。ただし、Partial Outageは倍率 0.3 で計算されます。Degraded PerformanceやUnder Maintenanceについては考慮されません。
- 0 分:緑
- 1 ~ 20 分:黄緑から黄色
- 20 ~ 40 分:黄色からオレンジ
- 40 ~ 60 分:オレンジから赤
- 60 分以上:赤
現在の状態
バーの並びの右上に、各サービスの現在の状態が表示されています。表示される状態の種類についてはサービスの状態の種類についてを参照してください。
エンジンごとの詳細情報【3】
AmiVoice API のサーバのログから自動で検出された各エンジンごとの詳細情報を、視覚的に表示しています。主にパフォーマンス状態を表しています。緑や赤などの色のバーは一つ一つが一日の状態を示しており、今日を含めた過去 90 日間の各日の状態が確認できます。一つのバーにマウスカーソルを合わせると、その日の詳細が表示されます。
エンジン名の表示されているエリアをクリックすると、詳細が開きます。「接続障害」、「接続遅延」、「レスポンス遅延(WebSocket)」のそれぞれについて、同様にバーで状態を表示しています。
それぞれの検出の基準については、パフォーマンス低下の検出基準を、それぞれのバーの色については、バーの色の意味を参照してください。90 日より以前の情報を確認したい場合は、サービスごとのインシデント発生状況の右上のView historical uptimeをクリックしてください。
パフォーマンス低下の検出基準
パフォーマンス低下については、AmiVoice API のサーバのログから、各エンジンごとに以下の基準により自動で検出されます。
- 接続障害:当該エンジンにおいて、リクエスト処理時の内部サーバー間通信エラーが、直近の 1 分間に 10 件以上発生した場合
- 接続遅延:直近の 1 分間において、当該エンジンへの接続にかかった時間が、5% 以上のリクエストで 5 秒以上となった場合
- レスポンス遅延(WebSocket):当該エンジンにおいて発話区間単位の認識結果が返却されたセッションのうち、最もレスポンスの遅い 5% のものを除いた平均のレスポンス時間が、5 秒以上となる状態 が、直近 5 分間継続している場合。なお、音声データの品質が著しく悪く音声認識処理に時間がかかった場合など、クライアント起因によりレスポンスが遅くなったリクエストが影響を与える場合もあります。
この検出基準は、予告なく変更される可能性があります。
現在の状態
バーの並びの右上に、各エンジンの現在の状態が表示されています。表示される状態の種類についてはサービスの状態の種類についてを参照してください。
Past Incidents【4】
インシデントやパフォーマンスの低下について、過去に発生したものの履歴が、14 日前(2 週間前)まで掲載されています。インシデント等の種類によって、表示される文字の色が異なります。種類と色の対応についてはインシデントの種類と色を参照してください。さらに過去の履歴を確認したい場合は、最下部のIncident Historyをクリックしてください。
メール通知
Statuspage からの通知をメールで取得することができます。通知メールは、acp-status@m00.advanced-media.co.jpから送信されます。
通知メールの送信先
通知メールの送信先は、マイページの「代替通知先メールアドレス」の「障害情報通知先メールアドレス」に登録されているメールアドレスです。
通知内容
通知メールでは、以下の通知を得ることができます。
- インシデントの発生情報(更新も含む)
- エンジンごとの詳細情報に掲載される、パフォーマンス状態の低下の発生情報(更新も含む)