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pコマンドパケット/pコマンド応答パケット

p コマンドパケットと p コマンド応答パケットは、対の概念ですが、p コマンド応答パケットが返却されるのは、サーバ側でエラーが発生したときのみです。エラー発生を意味する p コマンド応答パケットが返って来ない限り、クライアントは、必要に応じて p コマンドパケットによる音声データの送信を続けることができます。

p コマンドパケット

音声データを送信します。

形式

タイプ BINARY

p<audio_data>

<audio_data>は、セッション開始時の s コマンドで指定した音声フォーマットの音声データです。この音声データの先頭に、0x70( 'p' のアスキーコード)を付け、バイナリフレームで送信します。

音声認識サーバは、受信した音声データを順次処理し、発話開始・終了を検知して、発話区間ごとの認識途中結果や認識確定結果をリアルタイムに返します。音声認識サーバは、クライアントから送られた e コマンドパケットを受信するか、サーバ側で設定されているセッションタイムアウトが発生するまで、受信した音声データの認識処理を継続し、結果を返し続けます。

p コマンド応答パケット

p コマンドに対する応答としてサーバからクライアントに送信されます。

形式

タイプ TEXT

成功時の応答パケット

送信が成功したことを意味する応答は特にありません。

送信失敗時の応答パケット

p <error_message>

サーバ側で p コマンドの受信処理に失敗すると、p の後ろに半角スペースを挟んで、エラーメッセージが返ります。

エラーメッセージ

クライアントエラー

クライアントに由来するエラーです。原因を取り除いてから再度sコマンドのリクエストからやり直してください。

エラーメッセージ内容
p received unsupported audio format送信した音声データが未対応の音声フォーマットです。sコマンドで指定した音声フォーマット、および、pコマンドで送信したデータを確認してください。

制限事項によるエラー

制限事項に抵触した場合に発生します。sコマンドのリクエストからやり直してください。

エラーメッセージ内容
p can't feed audio data to recognizer server音声認識サーバが音を受け取る状態ではないのに音声データが送信されました。制限事項の非音声区間による強制切断時間を超えた場合に発生します。また、極稀に基盤システムの混雑によって起こることもあります。
p session timeout occurredセッションタイムアウトが発生しました。制限事項のセッションの最大時間を超えた場合に発生します。サーバ側から切断処理を行いました。