eコマンドパケット/eコマンド応答パケット
e コマンドパケットと e コマンド応答パケットは、対になっています。(※1) e コマンドで音声データの送信終了をサーバに通知すると、サーバは e コマンド応答パケットを返します。
e コマンド応答パケットが "e" 一文字の場合は、サーバ側の終了処理が正常に行われています。サーバ側の終了処理になんらかのエラーが発生した場合には、e の後ろに半角スペースを挟んでエラーメッセージを返します。
尚、e コマンドパケットを送信してから e コマンド応答パケットを受信するまでの間は、サーバから U イベントや A イベントなどが送信されてくる可能性があります。クライアントアプリケーションでは、e コマンドパケットを送信してから e コマンド応答パケットを受信するまでの間も、サーバから送られてくる U イベントや A イベントの受信処理を行うようにしてください。
(※1)クライアントとの通信で一定時間の無通信が検出された場合(無通信タイムアウト時)には、 無通信タイムアウトによる切断を通知するために、e コマンドパケットと対にならない e コマンド応答パケットが、サーバ側からクライアントに対して送出されます。 詳細は下記のエラーメッセージを参照ください。
e コマンドパケット
音声データ送信を終了します。
形式
タイプ TEXT
e
音声認識サーバに音声データの送信終了を通知するには、"e"を送信します。音声認識サーバがこのコマンドを受け取ると、e コマンド応答パケットを返します。
e コマンド応答パケット
e コマンドに対する応答としてサーバからクライアントに返却されます。
形式
タイプ TEXT
成功時
e
失敗時
e <error_message>
サーバ側が、e コマンドの受信による終了処理に失敗すると、e の後ろに半角スペースを挟んで、エラーメッセージが返ります。
エラーメッセージ
エラーメッセージ | 内容 |
---|---|
"e can't stop feeding audio data to recognizer server" | 音声データの送信の完了処理に失敗しました。 |
"e session timeout occurred (can't stop feeding audio data to recognizer server)" | セッションタイムアウトが発生した為、音声データの送信の完了処理に失敗しました。 |
"e session timeout occurred" | セッションタイムアウトが発生しました。 |
"e timeout occurred" | 認識処理を始める前に、無通信タイムアウトが発生しました。 ※ |
"e timeout occurred while recognizing audio data from client" | クライアントからの音声データ受信中に無通信タイムアウトが発生しました。 ※ |
※ この e コマンド応答パケットは、e コマンドパケットと対にならない特殊な e コマンド応答パケットです。